パーマのしくみ、覚えていますか?
毛髪はたくさんのアミノ酸がつながってできています(ペプチド結合)。縦のつながりを「主鎖」、横のつながりを「側鎖」と言い、側鎖には「水素結合」「シスチン結合」「塩結合」があります。このシスチン結合に働きかけて、髪の形状を変えるのがパーマ。アミノ酸のシスチンとシスチンがくっついてる結合を、1液で切断し(還元)、ロッドでつくった形のまま、2液により再結合(酸化)させます。つまり、髪の中のタンパク質を溶かして固めるのです。
シスチンたっぷりのタンパク質で前処理。
では、パーマがかかり過ぎたり、かからなかったりするのはなぜでしょう。こういった失敗が起きる原因は、加齢や髪のダメージです。まず、キューティクルが剥がれていると薬液が浸透しやすいため、パーマがかかり過ぎます反対にかからなかったり、すぐにとれてしまうのは、髪のタンパク質が流出していて、薬液が働きかけるシスチンが足りない場合です。これでは液を増やしても時間を延しても無駄。シスチンをたっぷり含んだタンパク質で前処理し、髪を健康な状態にしてから施術すれば、失敗は解消できます。
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